伸びる力

だいたい人生では、同じ時間というものがない。青春という人生へのスタートは、一回きりしか許されない。いくら悔いても、やり直しはきかないのだ。あたりまえのことだが、ここが大事だ。若い人達はこのことを、まず第一に悟らなければならない。貴重な「若さ」を充分に謡歌し、その特権を思う存分に行使して、後悔のない青春時代を過ごすことは、正直にいってむずかしい。なぜかというと世間には、手前勝手で臆病な、そのくせ口先だけ達者で嘘つきな、オトナという人種がたくさんいる。いつの時代でも「若さ」はこの連中の意地悪な視線で、じろじろつめたくとり囲まれ、もみくしやにされる。その上、連中はすぐに眉をひそめ「今の若い者は……」と舌うちをして、恥知らずな説教をもっともらしく押しつけるのだから、たまったものではない。「若さ」は、時間的に失われやすいばかりでなく、こうしたオトナ達の手でゆがめられ、ときには奪い去られることさえある。このことは、明確に歴史が教えている。とかく素晴らしいものは、他人からねたみを買い、美しいものは汚され、伸びる力には抵抗が加わるものだ。しかし「若い芽」は、それでも生え、成長しなければならない。詳しい事は←こちらで見る事が出来ます。

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